第一章: 2

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読み下し文

古いにしえの明徳めいとくを天下てんかに明あきらかにせんと欲ほっする者ものは、先まづ其その国くにを治おさむ。

其その国くにを治おさめんと欲ほっする者ものは、先まづ其その家いえを齊ととのう。

其その家いえを齊ととのえんと欲ほっする者ものは、先まづ其その身みを修おさむ。

其その身みを修おさめんと欲ほっする者ものは、先まづ其その心こころを正ただす。

其その心こころを正たださんと欲ほっする者ものは、先まづ其その意いを誠まことにす。

其その意いを誠まことにせんと欲ほっする者ものは、先まづ其その知ちを致きわむ。

知ちを致きわむるは物ものに格いたるに在あり。

物もの格いたりて后のち、知ち至きわまる。

知し至きわまりて后のち、意い誠まことなり。

意い誠まことにして后のち、心こころ正ただし。

心こころ正ただしくして后のち、身み修おさまる。

身み修おさまりて后のち、家いえ齊ととのう。

家いえ齊ととのいて后のち、国くに治おさまる。

国くに治おさまりて后のち、天下てんか平たいらかなり。